![]()
1946年の創業以来、工作機械業界のリーディングカンパニーとしてあらゆる業界にハイテク技術と生産システムを提供してきた三立興産さま。この度のリプレイスでは、従来のIP-VPN、広域イーサネットの専用線からインターネットVPNによるグローバル通信インフラを構築。同時にCRYP、インターネットタイムレコーダーも導入し、セキュアなリモートアクセスによる業務効率の向上とともに、大幅なコスト削減も達成されています。
| 導入商品 | VPNソリューションパック ネットワークサーバーパック リモートアクセス "CRYP<クリプ>" インターネットタイムレコーダー ファイバーリンク light IP1、ファイバーリンク pro IP1、ファイバーリンク premium IP1 |
|---|---|
| 課題 | 企業ネットワーク(IP-VPN、広域イーサネット)の専用線からインターネットVPNへのリプレイスを行う。また、NTT東西による光接続サービス「Bフレッツ」を使用した回線の光化および増速。さらにCRYP、インターネットタイムレコーダーの導入によるリモートアクセス環境の構築を行いたい。 |
| ソリューション | 全国14拠点を結ぶ社内ネットワーク網をVPNへ全面移行。回線速度を高速化しつつ、通信コストを大幅にダウン。目に見えるパフォーマンスの向上と同時に、各拠点を結ぶ運用管理の負担も大きく軽減させた。また、CRYPも導入。8月からはインターネットタイムレコーダーも稼働している。 |
1946年の創業以来、自動車産業とともに日本のモータリゼーションの発展に広く貢献してきた三立興産株式会社さま。現在は海外3拠点、国内に本社を含め14拠点で展開しており、日本国内はもとより海外の自動車産業、航空機産業、電子・電機産業へ信頼性の高い商品とハイテク技術を提供し続けている。
同社では1980年代より、いち早く自社開発のSHS(三立販売管理システム)による受注発注の一元管理等、IT技術の活用による迅速で確実な業務を推し進めてきた。全社のネットワークに関しては、専用線からLAN/WAN、イントラネット環境と発展。1996年には、全社員へ1人1台パソコンを配付し、専用線からフレームリレーへと切換えた。その後、IP-VPN網や広域LAN網へと移行。さらに、1997年には海外拠点ともインターネット網を介してE-mailや掲示板、営業報告といった情報共有を実現させるなど、いち早くネットワーク環境の重要性を認識し、導入してきたという経緯がある。そして、今回は、bit-driveの新たなソリューションを採用し、あわせてウィルコムのPHSによるモバイル環境も整備する運びとなった。
「20年前は専用線の9600bpsという低速の時代ですから、通信費で月に150万~160万円。その後、約2年前にIP-VPNに乗り換えることで約100万円まで下げることができました。私自身、実をいうと2年前はインターネットVPNの信頼性や安定性について不安を感じていたこともあり、手堅い通信ということでIP-VPNを採用したんです。ただ、IP-VPN自体は速いのですが、足回りは最大128kbpsまでが限界なので、パフォーマンスには不満がありました」と情報通信部/部長の小島氏はいう。
そんな小島氏がbit-driveとコンタクトを取ったのは2004年の11月。FeliCaの特性を生かし、Edyが付帯された社員証を導入しようと考えたのがきっかけだ。そこで小島氏は、個人認証までをサポートするCRYPの導入検討を機に、通信費を大幅に削減するインターネットVPNにも注目した。 「データベースやアプリケーション等の活用度が上がっても、ネットワークそのものがボトルネックになってしまっては、せっかくのシステムが無駄になってしまう。bit-driveのシステムでは、スピードの増速はもとより、導入費用、通信費用をも低コストに抑えられることが魅力。インターネットVPNの導入により、大きなコストダウンが実現できると算出しました」と、小島氏は明かす。
ちょうど9、10、11月にかけてホストコンピュータ、各拠点のPCの入れ替えが進んでいた時期でもあり、タイミング的にもベスト。また、前期、常務取締役であり情報通信部の長であった加藤斉氏(2005年時点取締役社長)の後押しも、小島氏の決断の決め手となった。
「商社はスピーディで確実な業務展開が必須。三立興産では、早い時期からIT化を積極的に進めてきましたが、時代・技術の進化にマッチしたIT活用で、最適な営業体制を構築することが必要です」と加藤社長。 こうして、スピードアップとコストダウン、さらにはリモートアクセス環境の構築等、全体的なシステムの更改を目標に、ネットワークデザインの構築がスタートした。
bit-driveが提案したのは、広帯域で経済的なブロードバンド回線サービスと、IPsec対応のVPNルータのレンタル、各種保守サービスとをセットにしたトータルVPNソリューションサービス。WAN回線の二重化はもちろん、VRRPによる機器冗長も可能。メイン回線に障害が発生したら、自動的にバックアップ回線へ切り替えてくれるほか、障害復旧時の自動的な切り戻しも実現するという信頼性の高さも、小島氏から評価をいただいた。 bit-drive網とフレッツ網だけで完結し外部のプロバイダがからまないので閉鎖網に近い。現在専用線はすべてインターネットVPNへ更改されている。
「不安が全くない、とは言い切れませんが、bit-driveがほかのVPNと違う点はスピードが安定しているということ。bit-drive網とフレッツ網だけで完結し外部のプロバイダがからまないので閉鎖網に近い。その安定性と安心感はほかに替え難いものがありますね」と話されているのは、小島氏と一緒に三立興産さまのシステムを担う情報通信部/EDP-ROOM課長の神谷久氏。
bit-driveは、企業向けに特化した専用プロバイダであるため、個人の顧客と回線を共有していない点も高品質な接続環境を提供できる理由。そのため時間帯によってパフォーマンスが低下することもなく、大容量のトラフィックにも余裕で対応できる環境を提供することが可能だ。
「もうひとつ挙げると、bit-driveが安定している証拠に、弊社の基幹システムである、IBM-AS400(iシリーズ、i5)の端末エミュレーター(5250エミュレーター)としても接続に使っていますが、問題なく動作している点も強調したい点ですね」(小島氏)
「また、なんといっても、資産の管理や監視などネットワークシステム全般の運用管理に置けるストレスがなくなったのがいちばん嬉しいことですね。これまでは設定やトラブル時にPCの画面を見ながら電話で指示を出していた。ただし、指示以前に相手が基本的な操作を理解していなければチンプンカンプンだったり(笑)。今は、画面を共有できますから、離れた拠点の装置の状態の監視、操作も遠隔でストレスなく行える。少人数でシステムを運営しているため、全国の拠点をスムーズに管理できるのは本当にありがたい」 (神谷氏)

また、ひとたびVPNネットワークが構築されると、次の展開がいろいろ考えられることも魅力的だ。小島氏も「ようやくストレスのない作業環境になったので、会議などの動画を活用するなど、拠点間の新しいネットワークのありかたに積極的に取り組みたい」と、かねてからの構想を実現できる環境が整ったことを喜んでいる。
とはいえ、今後はこれらシステムを全社員がフル活用できる環境をどう構築していくか、というソフト面が課題。1人ひとりの社員が、IT環境をフルに活用しなければ、高い生産性は実現できない。
「インフラ的には整った。このシステムを効率よく使い会社の業績につなげていくためにも、企業の構成員1人ひとりが積極的にかかわる姿勢がなければ」(小島氏)。インフラの整備と併せて、FeliCaを活用した勤怠管理システム「インターネットタイムレコーダー」も稼働している。まずはインターネットタイムレコーダーをとっかかりに全社員のモチベーションアップの効果を狙いたいと小島氏は話している。
取材:2005年8月
| 三立興産株式会社 | |
| 所在地 | 〒456-8691 名古屋市熱田区神宮四丁目1番25号 |
|---|---|
| 創業 | 1946年1月 |
| 従業員数 | 150名 |
| 事業内容 | 自動車産業、航空機産業、電子・電機産業の生産システム・デザイン&IT化のトータル・コンサルティング。 専門商社として、企業へ信頼性の高い製品とハイテク技術を提案し、最先端の設備機械をシステムインテグレートする。 |
| URL | http://www.sanritsu.co.jp/ |